〜花意竹情〜

父は何かを作るのが好きな人で
競書雑誌を発行したり
会報を作ったりしておりました

 

10年間ぐらい作っていたペラの会報に
毎月このような手作りの絵と書を乗せていました

父の絵

30代の頃は油絵も書いておりましたので
絵は好きで毎回趣向を凝らして作っておりました

「華意」

と書いてあります

書体は篆書(てんしょ)という書体で

多分蘇軾の詩の一節「花意竹情」から取ったものかと思います

「花」は本字が「華」なので父はあえて「華」を使ったのでしょう

「花意竹情」は花の心に竹の情

花のように優しく竹のようにまっすぐに
とでも訳したらいいでしょうか

あちらこちらで花の便りも聞こえてきます

 

桜

楽しい春をお過ごしください

 

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