煙草入れ♬
昔は
いわゆる応接間には
ライター、灰皿、煙草入れ
この三点セットが
必ずと言っていいほど
置いてありました
オニキスみたいな
黒だったり灰色だったりする
石の冷たい感じのものが多かったかな
商売をしていた叔母の家のは
マーブルの大きめで
ちょっとお金持ちって感じのものでした
家でもお客様には
煙草入れに入った煙草を
おすすめしていた記憶があります
今となっては
考えられない光景ですね
これはきっと
おじいさんが使っていたのでしょう
塗りのもので
柿の絵が掘ってあります
ずーっと昔からあって
なんとなく捨てずにあったものですが
形がまろやかで
最近私に見直されて
生活の中に進出してきました
部屋に飾ったら
より愛着がわいてきました
今日は「掘」です。
※篆書は今でも実印などに使われる書体です。
獣が尾を曲げてるところだそうで
その獣のお住まいが
掘った穴で
それから
掘ると言う意味になったんだって
これから獣も寒かろうね
柿の掘られたタバコ入れは
私の小物入れになっています