90才かぁ…
時を重ねるって
すごい事ですね
経験をつんで
歴史になっていきます
これは母が小学校の頃に使っていた机です
叔母か叔父が使っていたもののようなので
母より年上です
20年くらい前に
取手をかえてニスを塗りました
少しガタガタしますが引き出しも使えます
かれこれ90年前のものという事です
家の歴史的には
仏壇が上にのったり
ミシンがのったり
遊んで使っていたりと
そんなに大切にされてきたわけではありませんが
何だかまだ
ちゃんと家にあります
今では書道塾の道具が乗ったりしております
これを見ると
きっとこの傷やシミの後には
使っていた人達の
色んな想いや歴史があるんだろうと
感慨深い気持ちになります
今日は「具」です。
※甲骨文は亀の甲羅や牛などの肩甲骨に彫られた字のこと。
占いやその結果が書かれたりしています。
金文は青銅器に鋳込まれた文字です。
「具」の「目」の部分はもとは「鼎(かなえ)」でした
これは本来は煮炊きする器でしたが
それから後儀式などに使われるものに変化して
ついにはその大きさが
権力の象徴のようになっていきます
「鼎の軽重を問う」などという言葉もあります
その鼎を両手で大切に持っている
というのが「具」なのです
道具も大事
カレーの具も大事
って事かな