墨の色
子供の頃の記憶では
墨をするというのは
あんまり楽しい事ではありませんでした
早く濃くなれ〜
という思いばかりで
濃くならないと
墨が悪い!!!などと
呪ったものでした(笑)
今では
墨は濃くしようと思わずに
これから筆を持ちますという思いをこめて
ゆっくり丁寧に硯に合わせていると
何だか良いように思います
濃い墨ではなくて
程よい色の墨をする
心に贅沢な時間です
例えば少し心がざわざわするとき
例えば気持ちがちょっと沈んでるとき
墨の香りに包まれてすっていると
心が落ち着いてきます
墨の中に練り込まれた香木が
ちょうどアロマセラビー効果になるのです〜
素晴らしい日本の伝統文化でしょ
そして今日は「文」です
※甲骨文は亀の甲羅や牛などの肩甲骨に彫られた字のこと。
占いやその結果が書かれたりしています。
篆書は今でも実印などに使われる書体です。
これは身体に入れ墨を入れた人です
色々な儀式でいわば清めるような意味で
入れ墨を入れたりしたようです
生まれた時や
成人の儀式
そして亡くなった時も
それぞれ意味のある入れ墨だったわけです
今のタトゥーとは
一線を画していますね