祖母のタバコ入れ♡

祖母は1900年生まれの明治女でした

 

42歳で夫と息子を病気で亡くし
苦労して母を育てた人でした

 

同じ年に二人を結核で亡くしておりますので
母の健康にはとても神経質でした

 

母が結婚したあとも
それはそれは気遣っておりました

 

祖母は江戸っ子で明るい人で
時折タバコを吸っていました

タバコを吸い出した理由が
〜もったいないから〜

 

夫である私の祖父は横浜の税関の仕事をしておりまして
いわゆる洋モクをもらってくるのか買ってくるのか
家によくあったそうです

 

その使い道として
祖父がすってもとても消化しきれない

〜もったいないから〜
祖母がタバコを吸っていたわけです

 

もったいないから吸っていたタバコは
やはり祖母の嗜好品となりました

派手なことを嫌い
倹約家の祖母の部屋にはたまにタバコがありました

今思えば本当は吸いたいけれど
〜もったいないから〜節約していたのだと思います

 

吸いかけのものを取ってあって最後までちゃんと吸っておりました

祖母に吸われるタバコは幸せだったと思います

 
そして祖母が使っていたタバコ入れは
タバコは吸いませんが今私が使っています

 

タバコ入れ

こういう古いものは
どんな経緯で今ここにあるのかというのを
今更ながら知りたいと思いますが

 

祖母も母もあちらですし
父に聞いても
「これは覚えてないね〜」と
覚えてないレベルがどういうものだか不明な回答

 

私はこれに小さな硯を入れて使っています

 

硯

ちっちゃな硯はちょっと手紙やハガキを書くとき用

小筆で書くときには大きな硯は入りません

 

ちっちゃいので水3滴もあれば充分です
1分あれば墨もすれます

小筆で自由に書くのも
面白いと思います

 

綺麗に書くより
心を込めて

ペンよりも筆ペンよりもきっと心も伝えられますね

 

便箋の罫線を気にしなければいいのです

 

家にある便箋でも
できればちょっと和紙っぽいと映えますが
洋紙だったら少し墨を濃いめにすって

 

線を気にせず
文も気楽に書いてみてください

 

小筆  ボールペン

 

ご近所の方に
よく使うフレーズを小筆とボールペンで書いてもらいました

 

「なになに?何に使うの???」

と聞かれましたが内緒です(笑)

 

日頃ほとんど筆を持ったことのない方でも
小筆で書けます♬

筆ペンよりも書きやすいとおっしゃっていました
シメシメ(笑)

 

インパクトが全く違うのがお判りいただけますね

 

よくある洋紙のコクヨの便箋です

 

便箋

 

家にいる機会が多い今こそ

ちょっと手間暇かけたお便りは嬉しいものです

 

出すところがなかったら私にください

 

================================

拓鶯書道塾ホームページ

https://www.takuoh.com/

拓鶯書道塾の問い合わせ

https://www.takuoh.com/contact/

無料メルマガはこちらから

https://00m.in/nLc4k

 

LINEで送る