【ちらしといえば】
幸せ美文字のコンダクター 書家の林拓鶯(たくおう)です。
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【ちらしといえば】
府中にある
お寿司屋さんの
ちらし寿司です。
大好きなので
たまに遠征して行きます。
もうすぐお雛様ですが
祖母のちらし寿司を
懐かしく思い出します。
朝早くから
干瓢や椎茸を煮て
準備していました。
「どいとくれ」
手元を見たり
ちょっとおこぼれをつまみ食したり
そばでウロウロしていると
よく祖母に言われました。
祖母は
「そうでござんすねぇ」
などと
ふざけて言ったりしておりましたが
江戸っ子だったので
独特の言い回しもありました。
江戸っ子というより
おばあちゃんの言葉として
何歳ぐらいから
祖母のような言葉を使うのだろう
と
よく思っていましたが
とうとう未だに私は使ってはおりません。
「まっつぐに行く」
とか
嘉一郎という父のことを
「かいっつぁん」
とか
もう使う人はいないかも
本当は東京にも方言があったのです。
標準語が東京の言葉のように
思われていますが
東京が一番方言を失ってしまった地方です。