〜新居で心改まり〜
お友達から受け継いだ木箱です
姉妹で持っていたものを
私が両方いただきました
彼女はおば様から買ってもらったものだと
とても嬉しそうに話ししてくれました
それぞれの歴史を
翁の穏やかな表情が見守っていたのでしょう
姉妹の終活でそれぞれ破棄されるはずでしたが
昭和20年代のものであまりに綺麗だったので
お許しを得て二つとも持ってきました
今一つは裁縫箱に
そして大きい方に便箋やハガキを入れています
由緒ある木箱が私のところにきて
新しい歴史を紡ぎます
今まで引き出しに入っていた便箋やハガキたちも
新居でちょっと心改まっている様子です(笑)
昨日はzoomを使って教養エレガンスマナー講座の一つ
「お便りの作法」でした
受講生の小柳さんから嬉しいご感想をいただきました
本日は、名前と住所の書き方マナー及び、手紙の書き方マナー
ご指導いただきましてありがとうございました。
「書は人なり」「文字は人となり」
子供のころ、そう言われて文字を習ったことを今更ながらのように思い出しました。
その人の性格や人柄が、使う「言葉」に表れるのはもちろん、「文章」に、そして書く「文字」や「書」にまで表れる...。
現代はメールで手紙も文書も作り送ることができてしまう時代。
活字で文字を書くことが主流になりつつあります。
筆やペンで書くのと違い、活字ではそうしたことがあまり感じられなくなるのも事実...
直筆であれば、心を込めて相手に労いや想いを届けようと思えば、自然にそうした文字になる。
相手を励まそうと思えば、いつもより力強い文字になるかも知れません。また、つい慌てて事務的に書いてしまえば、誤字脱字のある文になってしまうでしょう。
キーボードの活字は、いつも同じ。
それにくらべて、直筆で書く文字は、その人を映し出すのだなあ、と改めて深く感じました。
普段は筆で書くことがあまりないので、いざ必要な時になると、ついその都度練習して不安になりながら書く...ということがほとんどでした。
今日、先生から筆で書くにあたっての様々なことを、おまじないの言葉でわかりやすくお伝えいただき、「目から鱗...」の学びがいっぱいのレッスンに、感謝でいっぱいです
本当にありがとうございました。
具体的に自分の名前の練習も、大事な点をきちんと導いてくださったので、自分の癖が見えてきました。
「美しい文字を書く、きれいに見えるように書く」
それは、まぎれもなく「相手の事を思いやる」ことに他なりませんね。
読む側の気持ちになって書くこと。
ひらがなと漢字のバランスを考えたり、上部を揃えたり、行間をあけたり、句読点の部分をあけたり・・・
一つ一つのちょっとしたことが大事なのだと思いました。
また、手紙はこちら側が一方的に想いを書くことができるからこそ、そこには相手に対しての敬意がなければならないと、身にしみました。
文字に込められる相手への敬意。
それはやはりなんと言っても字の美しさ、丁寧さ。
決してお手本通りでなくとも、見てここちよい、美しいと思う文字が並んでいれば、それだけで気持が伝わってくるもの。
そうした心の姿勢や気配りを忘れないようにしたいと思いました。
年賀状も、先生のおっしゃるように、気持ちの中では手書きで・・・と思いつつ、ここ数年、手軽さに甘えて宛名書きをパソコンにゆだねてしまっていました。
今日学んだことを生かしていくために、少しずつ練習して、来年の年賀状の宛名書きは筆ペンで書いてみようと思います。(きゃ〜!言っちゃった〜)
2時間あっという間でした。楽しいレッスンをありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
とても心強く嬉しいご感想でした
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