匠の硯♡
東北の被災地に
硯の名産地があります
宮城県石巻の雄勝(おがつ)というところです
被災した翌年の11月に
お邪魔した事があります
まだ津波の爪痕も生々しく残っていました
仕事場も流されて
自力で小さな仕事場を建て
硯を作っていらっしゃいました
硯職人の遠藤弘行さん
手に持っているノミを胸に当てて
硯を掘っていきます
雄勝は日本では山口県の赤間石と並んで
歴史の古い硯の産地で
震災後も復興して
硯はまた作られています
この遠藤さんは
お父様も硯職人で
二代にわたり硯を愛し
作り続けている方です
そんな遠藤さんの本を見つけて
嬉しくなって
記事を書いています
思えばもう6年以上も前の事でした
そのおりに求めた硯は
今でも大切に毎日使っています
墨のよく馴染む
良い硯です
今は人造硯やプラスチックの硯がありますが
やはり硯は石のものが一番
人造硯は石の粉とセメントで作った
硯もどき
もともとは墨汁用なので
墨ですると
じゃんじゃん減ってすりにくくなるものです
学校のお習字用に作られているようですが
少し重くても
石の硯を使って欲しいところです
ましてやプラスチックは言語道断!!!
プラスチックも
墨汁が前提のものです
墨汁は手軽にできて
便利ですが
Easy come easy go
身につけるには
墨ですって書く!!!
遠藤さんに作っていただいた硯には
墨汁は似合わないのです
熱い思いが
伝わります
============================
もじくり1分美文字
匠の技は
一朝一夕にはできませんが
少しづつ練習すれば
必ず上手になっちゃいます
============================
拓鶯書道塾
↓↓↓お問い合わせはこちらから♬
https://www.takuoh.com/contact/
拓鶯塾カルチャー オンライン講座
https://yoko-hayashi.mykajabi.com/